ノイチ「はい、というわけで長編二次創作恒例の座談会の時間です!進行は私、ウーマンなのにウルトラマン、ノイチが執り行います!どんどんぱふぱふー」

ノ「参加メンバーは、絶対本編の裏で18禁なことやってると作者が言ってた翔ことシノビ兄さんと真矢さんの夫婦・・・」

シノビ&真矢「「ちょっと待てーーー!!」」




真矢「私たちがいつ結婚したのよ!」

シノビ「それ以前に二次創作とはいえ仮にも子供向け特撮ヒーローでそれ言ったら駄目だろ!」

ノ「いやね、作者も男だからこれまでの話で『こいつらがそういう展開に走るとしたらどんなシチュかな』みたいなのも妄想することあるんですよ。でも真矢さんたちに限ってはそんな妄想する前に『あ、こいつらもうヤッてるな』って思っちゃったらしいんですね」

真「やってないから!最後の最後にようやくキスするような奥手だったから!」

シ「こっちは借り物の体なんだよ、おいそれと勝手なことできるか!」

ノ「え、じゃあ自分の体だったら手を出してたってこと?」

シ「・・・・・」

真「なんか答えろよ!」

ノ「では気を取り直して。今回も結構な数の没ネタが生まれましたが、ネタというよりは展開、没シナリオ的なものが多いんですね。なので今回は要所要所を文章化しつつ紹介しようかなと思います」

真「一年半かかったからねー。そりゃ没シナリオも溜まるわ」

ノ「ではまず、結局書けなかったシノビ兄さんと伊達翔さんとの出会いのシーン」


    ※


 胸から突き出して当然の勢いで俺の体に降ってきた鉄パイプは、俺の心臓を穿ったところで静止した。
 パイプだけじゃない。今突き飛ばした少女も、暴れ回る怪獣も、崩れ落ちるビルも。全て空中で固まったまま動かない。
 動けるのは、俺の首から上と、目の前に立つ光る男だけ。

『・・・すまない。もう一秒早ければ、君の命が失われることはなかったのに』

 その口振りはまるで、彼が時を止めたかのようだった。いや、宇宙人や怪獣が飛び回るこのご時世、時を止める生命体が現れたって何もおかしくはない。

「いいさ。その子を助けることができたんだ」

 俺に突き飛ばされて尻餅をつく直前で固まっている少女。俺が動かなければ、この鉄パイプは彼女を貫いていただろう。だったらそれが俺に変わるほうが、幾分かましってもんだ。

『君のような男を、死なせるわけにはいかない』

 光る何者かは鉄パイプを引き抜くと、傷口に手をかざす。まるで太陽のように暖かく、全身に力が漲るようだった。

『君の命が蘇るまで、私の命を共有しよう。それまで君の体は、私が預かる』

 傷口から光が流れ込むと同時に、俺の意識が薄れていく。乗っ取られるというのに、恐怖も不安も感じなかった。彼になら、この体を預けても安心できる。

「一つ条件だ。お前がこの体を使うのなら、それで地球を護ってくれ」

 きっと彼には、それだけの力がある。そんな男の力になれるなら、体の一つくらい貸してやる。

『・・・最初から、そのつもりだ」

 彼の声が俺の声になるのを感じながら、俺の意識は体の奥で途切れた。


    ※


真「私の回想の時もそうだけどさ、キャラ違いすぎない?」

ノ「本来シノビ兄さんの性格はマン兄さんやギンガみたいな真面目堅物キャラで、翔の魂を尊重するのと真矢さんにばれないようにということで翔の性格を演じていた、という設定だったらしいですよ。説明が面倒だから翔も兄さんも同じキャラになったみたい」

シ「そんな適当な理由でヒーローの設定変えていいのかよ」

ノ「あと、本編始める前の没ネタ版だと、フフ、もっと硬派で、ププ、忍者らしく真矢さんのことを『姫』と呼んで『お守りいたす』とか言っちゃうキャラだったらしいですwww」

真「うわぁ・・・」

シ「あくまで没ネタだからな!俺は違うからな!」

ノ「そういえば、最終回の描写見ると翔はシノビを知らなかったみたいだけどこれだと矛盾しない?」

シ「そこはほら、ハヤタも似たような感じだし」

ノ「まあいいや。次。真矢さんがシノビの正体を知るシーン、私いないバージョン」


    ※


「お疲れー。大活躍だったわね」

 出撃報告書を書く翔の元へ、紙コップに入れたコーヒーを届ける。

「何言ってんだ。ほとんどお前が片付けやがって、俺はブレイクセットで死にそうになってただけだ」

 そう、今回出撃したUクリーチャーは、私が乗ったフレイムゴルドの攻撃で倒された。傍目から見れば誰だってそう思うだろう。
 だけど違うことを知っている。攻撃はほとんど効いていなかった。命中する0.1秒以下の間に止めを刺した男は、こいつだ。

「ライドメカじゃなくて、ウルトラマンとして。《フレイムファイター》じゃ倒せないって知ってたの?」
「ああ、あいつの装甲は光線じゃ壊せない。素手ではがしてからスパークルソードを・・・」

 翔が私の鎌掛けに気づくのに、十秒ほど要した。

「な、何のことで・・・?」

 そして今更しらばっくれるという。アホか。

「悪いけど、先週の戦いで見たのよ。あなたがシノビに変身するところ」

 エネルギー不足か止めない必要があったのか、こいつは以前時を止めずに変身をした。それを物陰からバッチリ見てしまったのだ。

「・・・俺がウルトラマンで、幻滅したか?」

 しまった、と全身で表現すると、翔は観念したようにモニターに向けていた目をこちらに移す。

「ううん」

 正直、翔のことが嫌いだった。口は悪いし、乱雑だし、戦闘成績も大したことない。私がいなければ何もできない。
 シノビは好きだった。かっこよく、どこか安心できて、いつも助けてくれた。彼がいなければ私は今生きていない。
 そんな正反対な二人が同一人物。そう知っても、私はそんなに驚かなかった。むしろ安心した。
 気づいたのだ。翔に対して抱いていた感情は、嫌いなどではなかった。

「翔でもシノビでも、私が大好きな男には違いないから」


    ※


真「なんか・・・改めてみると恥ずかしいわね」

シ「王道な少女マンガ的ストーリーじゃないか。なんで本編あんなことになったんだ?」

真「まあ、ノイチが引っかき回したのが最大の原因でしょうね」

ノ「全部私のせいだ!あはははは!兄さん全部私のせいだ」

真「悪びれないわね・・・次。ノイチはシノビの妹じゃなくて幼なじみという案もあったらしい。その時は追加されていたであろうシーン」


    ※


―――ちょ、ノイチ!前!

 真矢さんの言葉で我に返る。眼前にUクリーチャーから放たれた無数の針が迫っていた。

『シュラ!』

 私の体に突き刺さる寸前、覆い被さった大きな体に押し倒され、地面に崩れながらも針は空を切って彼方へと消えていった。

「何ボーッとしてんだよ」

 押し倒した張本人、シノビの顔が目の前にあった。こんなに近くで見るのはいつぶりだろうか。思わずカラータイマーとは別の部位が早鐘を打つ。

「う、うるさい!シノチビのくせに!」
「いつの頃の話をしてるんだ。いいから行くぞ」

 すぐに起きあがると、シノビは振り向いてUクリーチャーと相対した。ほんの数千年前まではチビで「のーちゃんのーちゃん」と私の後ろをついてきた男が、大きくなったものだ。

―――ノイチ?

 シノビに抱きしめられた肩が熱い。男らしく戦うシノビの姿を直視できない。
 どうやら私も、真矢さんと同じ感情を持っちゃったみたいだ。


    ※


ノ「きっしょー」

シ「お前のことだろ」

ノ「いや、本当に赤の他人なら4億5千万歩譲ってそういう展開になってたかもしれないですけど、私は血の繋がった兄妹ですからね。反吐が出る」

シ「少しは兄を敬ってもいいんだぞ?」

真「自分で言うのも何だけどさ、私の感情に巻き込まれて兄に恋するなんてことはなかったの?」

ノ「いやいや、ジャック兄さんやエース兄さんみたいに一体化したまま終わるわけじゃないので、感情とかはカットするようにしました。好きな人なら他にいますからね」

シ「ちょっと待て!聞き捨てならんぞその言葉!もしかして例の別宇宙のあいつか!」

ノ「というわけで次はオリオン宇宙に行った時の戦闘シーンです」

シ「いやVTRには行かせないぞ腹を割ってはなs


    ※


「お前の光線、なかなか強力そうだな。だけど一人じゃ少しパワー不足だ」
「じゃあ、どうすればいい」
「簡単だ。二人になればいい」

 シノビは当たり前のようにオリオンの肩に手を置くと、スパークブレードを取り出し、左手にはめ、弾く。

『ウルトラアップ、オリオン!』

 光と共に現れた鎧は、金色の翼のような装飾、黒いプロテクター、青い装甲が備わり、それを纏うシノビはまるで、隣に立つオリオンのようだ。

「そのブレード、スパークドールを基に開発したのか。我々の宇宙では研究段階だが・・・」
「便利でしょう、こんなこともできるんですよ」

 ヘリオスが感嘆する様を見ながら、ノイチはカラータイマーにスパークブレードを装着、両手をかざす。

『ウルトラアップ、ヘリオス!』

 まるで太陽のように赤く燃え盛る装甲がノイチを覆う。頭頂部にそびえる鶏冠は、まさにヘリオスのものだ。

「なんか、自分の姿を見ているみたいで少し不気味だな」
「なら、私たちも姿を変えよう」

 オリオンの前にヘリオスが立ち、額のビームランプから光を放つ。
 全身を光に変え、ヘリオスがオリオンと重なる。一度だけ変身した神秘の姿、オリオンリバイエクストリームがそこにあった。
 三体のウルトラマンは各々に構え、両手に光を宿す。

「本当の・・・」
「戦いは・・・」
「「「これからだ!!」」」


    ※


シ「あれ、ノイチってウルトラアップできない設定だったよな?」

ノ「その時不思議なことが起こったのよ」

真「まあ特別編でよくあるご都合展開ってことで。オリオン編でもう一パターン」


    ※


「この間隊長が持ってきたの。なに考えているんだかって思ったけど、ここまで予期していたのかしらね」

 ミサが胸元から取り出し、フリスビーのように翔に投げた円盤。それは翔や真矢にとっては見慣れた物体、しかし見たことのない形をしていた。

「スパークブレード・・・?どうしてお前が」
「この宇宙でも研究はしてるのよ。あんたたちと違って実用化段階じゃないけど、あんたたちと違う能力を発揮するはずよ。まあ使ってみんしゃい」

 真矢に説明されるまでもなく、翔は気づいていた。このブレードはシノビに変身するためのブレードとも、Uクリーチャーをウルトラアップするものとも違う。そして、強力な力を宿している。
 促されるまま、翔はエスパークラーに装着、指を重ね、勢いよく回した。


    ※


真「そんな感じで、シノビの強化形態に変身する展開もあったらしいわ」

シ「マジかよ!別世界の能力でパワーアップとかロマン展開なのになんで没になったんだ?」

真「ウルトラアップが登場して期間短いから、立て続けに強化してもつまんないだろって」

シ「作者が間の話考えなかったのが原因じゃねーか」

ノ「どれもこれも作者って奴のせいなんだ」

真「ノイチ、そろそろ他の特撮ネタはやめなさい」

ノ「だが私は謝らない」

真「やめろとゆーに」

シ「没ネタはこれで終わりか?」

真「待って、あと一つだけ。ラスボスに関しては作者も最後まで悩んで、こんな候補もあったっていう話」


    ※


 自動ドアをくぐり、CICの中に入る。そこには通信が途切れて慌てているキャップと劾が・・・いなかった。

「遅かったね」

 いや、二人ともいた。そしてもう一人いた。本来ならこんなところにはいないはずの男が、腕を触手に変えてキャップと劾を拘束していた。

―――いったい何者ですか・・・?

 私の心の動揺を察したのか、ノイチが首を傾げる。当たり前だろう。それは裏切り者として、一度も候補に入れていなかった人物。
 だけど、私とは一番近い人物。

「久しぶり、きれいになったね。姉さん」

 雑賀重久。私の弟だ。


    ※


ノ「真矢さん弟なんていたんですか」

真「いたわよ。7話でちらっと言ってたじゃない。実はあれが伏線だったみたいなのって面白そうだと一瞬思っただけよ」

シ「で、今度こそ終わりか。そういえば続きとか完結編みたいなものってあるのか?」

真「書く気はないらしいわよ。でもノンマルトも続きの予定はないと言いつつ思いついたものだし、ひょっとしたらまたってこともあるらしいわ」

ノ「その時は是非ウルトラノイチファイトでお会いしましょう!」

シ「勝手にやってろ」





なんか久しぶりに座談会したような。ノアじゃ結局やらなかったし。

一応ノアの座談会とか、あとは歴代ヒロインの交流会みたいなものも途中まで書いたやつがポメラの中にあるんですが、グダってるし。


シノビのパワーアップ形態に関してはヘリオスリバイしかりで、続編を書くときに出したいなーと思っていろいろ設定とか考えていますが、オリオンとは違ってきれいに終わっちゃったからこの後続けるのも野暮かなーとか思ったり。

でも書きたい。物語とか設定とかどうでもいいからそいつが変身するところだけ書きたい。
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