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「明かされる姿」


―――裏切り者がいる?
―――恐らくは一課の中にな

 何が裏切り者よ、翔。
 裏切るどころか、ラスボスじゃない。



「劾を離しなさい!」

 トリニティバスターを構える。見知った人に銃口を向けることに抵抗はなかった。なぜなら彼は最早人の形を成していなかったから。
 銃を向けられても、キャップは余裕の表情のまま動こうとはしない。当然だろう、向こうには人質がいる。劾の体を持ち上げるほどの力があるのだから、首の骨を砕くくらい造作ないのかもしれない。

「もう一度聞くわ。あなた、何者?」

 FUMA関東支部第一課隊長風城真一。通称キャップ。生まれも育ちも地球で、厳格だが隊員一人一人を見てくれる優しさを持ち、ユーモアもある。コーヒーが好き。
 今目の前にいる男は、そんな尊敬すべき、共に戦ってきた頼もしい男だ。そのはずだけど。

「ヤプール。という名前に、聞き覚えはあるかな?」

 ヤプール・・・?

―――聞いたことがあります。異次元人ヤプール。次元を超越する能力と怪獣を超える超獣を生み出す能力で、いくつもの宇宙を侵略してきた存在だって

 宇宙人どころか、異次元人とは。宇宙は広いと思っていたが、宇宙の外も広いものだ。悠長なこと言ってる場合じゃない。

「あなたがヤプール?じゃあ本物のキャップは?」
「おいおい何を言ってるんだ。私は最初からヤプールだったさ」

 本物のキャップはどこかに捕らえられていて、今だけ偽物が現れた。なんてことも考えたけど、そうは行かなかったようだ。
 彼は、風城真一という存在は。最初から異次元人だった。

「なぜ、異次元人がFUMAの隊長なんてやってたのよ」
「モンスタースポナーは実験段階の代物だ。詳細なデータを取るためには、付近の防衛隊に潜り込むのがいいと思ってな」
「私が撮ったシノビの映像を流したのも?」
「面白いじゃないか、人間同士が疑い合う光景は」
「まさか、UC教団も・・・」
「さすがに防衛隊が厄介になってきたからな。人間たちにも協力してもらった」

 Uクリーチャーが現れたのも、人々が恐怖したのも、疑心暗鬼に駆られたのも。全部全部、目の前のこの男のせいだ。
 目の前が真っ赤になり、思わず引き金を引いてしまいそうになるのを必死でこらえる。劾を助けることをまず考えないと。その方法を考える時間を作るべく、会話を続ける。

「で、そのモンスターなにがしに迫った佐里を消し、次は私たち、と」
「自分の手を汚すのは苦手でね。生き埋めで自然に倒れてくれるのを待つことにした。しかし瞬間移動とは、それもウルトラマンがなせる技か」
「苦手って。今劾にやってるのは何よ」
「仕方ないだろう、穴を塞ぐ作業をしていたら邪魔をしてきたのだから。もっとも、いつものように弱らせて監禁するつもりだったが」

 私がウルトラマンだということもバレてるらしい。恐らくは翔もか。
 ヤプールの口振りからして、佐里はまだ生きているらしい。でもその場所をどうにか口を割らせることはできないだろうか・・・
 あれ?

「さて、聞きたいことは以上か。ではそろそろ―――」

 ヤプールの言葉は、唐突に途切れた。
 背後から忍び寄った女性が持っていた何かを、背中に突き立てられた途端に。

「今です、真矢さん!」

 なぜ佐里がここに。そんな疑問を考えている暇はなかった。
 私は胸元に手をかざし、ノイチにバトンタッチする。

『ヤァッ!』

 スパークブレードに手をかざし、同じ形の光弾を投げる。触手のように伸びていたヤプールの腕を切り落とし、落下する劾を受け止める。

「お、おのれ・・・貴様、それは・・・」

 切られた腕をかばいながら距離を取るヤプール。その視線は佐里の手に握られた機械に向けられていた。

「40メートル級のUクリーチャーを倒せるシュリウムを作るのは困難ですが、至近距離の2メートル級には効果があるようですね」

 黒い本体から生えた金属端子から、見覚えのある光がスタンガンのようにパチパチと発している。シュリウムの存在はみんな知っていたけど、いつの間に作れるようになったんだ。

「くそっ!」

 さすがに状況が悪くなったヤプールは、背後の何もない空間を蹴り飛ばす。するとその場所が割れ、赤く波打つように背景が歪んでいる空間が現れる。ヤプールがそこに入ると、空間の破片が自動的に浮かび上がり、割れ目はなくなった。
 あれが異次元というものか。何かと便利そう・・・って、そんなこと言ってる場合じゃないや。

「劾!大丈夫?」
「な、なんとか・・・」

 お姫様だっこしたままだった劾を地面に寝かせ、私の姿に戻る。
 首を絞められた跡が生々しかったけど、それ以外に外傷はない。心臓も動いているし、呼吸もむせながらだけどちゃんとやってる。

「佐里は?」
「大丈夫です。ちょっとお腹が空いてますけど」

 佐里も、服や髪がうす汚れていて、一週間の絶食でやせ細っている以外は健康そうだ。
 話を聞くと、私とU波について話したすぐ後、キャップに捕まって物置に監禁されていたらしい。しかし持っていた携帯端末と物置の中のものの有り合わせで小型シュリウム発生装置を作り、自力で脱出したという。
 こいつ、本当に人間か。

『佐里さん、そのシュリウム装置、貸してくれませんか?』

 佐里の行動力に驚嘆していると、私の口が意に反して動いた。

「え、真矢さん?」
『ごめんなさい。私はノイチ、真矢さんの体を借りているウルトラマンです』

 そういえば先ほど、ノイチの姿を晒してしまったんだった。
 先ほどの変身も今の会話も、二人がそんなに動揺を見せていないのは、動揺してる場合じゃないからか、薄々感づかれていたのか。

「それはいいですけど、こんなの大した力はありませんよ?」
『いえ、今は少しでもほしいんです。兄が・・・』

 佐里からシュリウム装置を受け取ったノイチは、それをぎゅっと握りしめながら切羽詰まっているような表情を私の顔に作る。

―――どういうことよ、説明しなさい

 ノイチから流れてくる感情は、一刻の猶予もないとでも言いたげで。そして何かを隠しているようだった。
 シノビが、翔が一体どうしたというんだ。

『みなさんがウルトラマンと呼ぶ私の兄、シノビが今、地下で戦っているんです』
―――え、だって翔は、時間停止しながら逃げ回ってるって・・・
『あれだけのUクリーチャーが現れたってことは、敵は最終段階を始めたって兄は考えました。逃げ回ってたら地上にも被害が及ぶ。だから自分が食い止めると・・・』

―――あんな数のUクリーチャー相手にする気?
―――誰が相手するか。逃げ回るさ

 正直、嫌な予感はしてた。戦いたがりな翔がすぐに引くなんて、翔らしくない。
 ノイチも知っていたのだろう。知った上で、翔を置いて、私を地上に連れて来た・・・

―――ノイチ、あんたっ・・・

 わかってる、私を助けるため。きっと翔が望んだことだ。それに私が戻らなければ、劾も佐里もやられていた。
 ノイチは何も言わない。だから私も何も言えない。それに何か言ってる場合じゃない。翔を助けに行かないと。

「僕も行きます。《ランドディグ》は予備機がありますし、穴が埋まったのはほんの一部、《ハイドロタンク》とブレイクセットすればすぐに掘れるはずです」
「劾・・・」

 いつの間にか、体の主導権は元に戻っていた。

「助けましょう、ウルトラマンを・・・翔さんを」

 え。
 ノイチも私も翔のことは全然言っていなかったのに、どうしてここでその名前が出てくるのか。
 一緒に地下に行ったのが翔で、私がノイチだから何となく察した・・・そんな感じではないほどの確信を持った表情だった。
 いつの間にバラしたのか・・・自称隠密行動のエキスパートが聞いて呆れる。
 こちらは全く知らなかったのだろう、驚いて私と劾を交互に見ながらも、自分も行くと言い張る佐里を無理矢理医務室に押しつけ。
 私と劾は格納庫へと走った。


    ※


 一度目は、ゆっくりと降下した。
 二度目は、エレベーターで楽に降りた。
 三度目は、下に機首を向けて高速で最下層へ進んだ。
 ほんの数ミリ操縦幹を傾けるだけで翼が壁にもがれそうになる極狭のトンネルを亜音速で通るというのは、シミュレーションでもやらなかった暴挙だ。
 これでも抑えているほうだ。こんな狭い空間でマッハを越えれば、衝撃波がトンネルを破壊し、跳ね返って自身も粉々になる。
 極限まで精神をすり減らしながらも落下のような飛行を続けること3分と少し。

「ブレイクセット、イントゥーランドハイドロ!」
『アイマム!』

 速度を少しも殺さず、後ろについた劾の《ハイドロタンク》とドッキングする。
 《ランドディグ》の二本のドリルを前方の土砂の固まりに向け、土砂を分解するビームを付着させる。ブレイクセットの効果で威力を増したビームによって、ドリルも機体も土砂には触れずに掘ることができる。当然だがこの速度でぶつかったら反作用でこちらの方が粉微塵だ。
 土砂をくぐり抜けると、そこに先ほどいたUクリーチャー軍団はいなかった。
 Uクリーチャーの爆発で燃えたのか、焼け焦げた大地と調査基地の残骸。
 そして地面に倒れる、石化したシノビだった。

『あれが、ウルトラマン・・・』

 肉眼で見るのは初めてだったか。劾が息を呑む声がこちらまで聞こえる。そうでない私も、その光景は言葉が詰まるほど理解し難いものだった。
 戦いに戦い抜いて疲れ切ったかのように、大の字に倒れるシノビ。色鮮やかな赤と銀の体はすっかり色が落ちてしまい、灰色のざらざらとした肌を見せている。
 ただでさえ、ウルトラマンのエネルギー源である光が全く届かない地下深くだ。そこであれだけのUクリーチャーを相手にすれば、エネルギーが切れてこんな様を見せても仕方ない。

「・・・まだ、生きているのよね」
―――はい、今はいわゆる仮死状態のようなもので、シュリウムを与えれば蘇るはずです

 いまいち煮え切らない返答をするのは、ノイチもこんな状況を見るのは初めてということだろう。

『予想より早かったな。だが勝利には遅い』

 低く静かに、だけど地核のドームを震わせるほど大きな声が聞こえた。
 次の瞬間、シノビの目の前の空間が割れ、裂け目から赤いUクリーチャーが姿を現す。
 甲殻類のようにトゲトゲした肌、目つきの悪い緑の瞳、鉤爪のような左手。キャップが消えた空間から現れたということは。

「あいつが、ヤプール・・・」

 空間の割れ目をまたいで地面に降り立った巨大ヤプールは、大股でシノビへと歩み寄る。動けないシノビに、何をする気だ。

「劾、ブレイクセット解除、私がシノビにシュリウムを届けるまでUクリーチャーを足止めして!」
『了解!』

 離れた《ハイドロタンク》が地面に着地(というかほとんど落下)すると、即座にパイルバンカーを打ち付けてハイドロシューターを放つ。

『やれやれ、FUMAの全てを知っている私に、今更そんな水鉄砲が通じるとでも思っているのか?』

 水の刃を鉤爪で弾くヤプールは、表情はわからないけど余裕そうな態度。おそらくはキャップの立場を使ってライドメカのデータを使い、自身に対処の改造を施しているのだろう。超獣を作れるなら、自分の改造手術くらいわけないはず。

「だけど、時間稼ぎくらいはできるはず!」

 《ランドディグ》を着陸、シュリウム装置を握り、シノビの元へと走る。
 これさえ、これさえシノビに与えられれば。ヤプールなんてあっという間にやっつけて、Uクリーチャー事件全てが解決する。

『果たして、どうかな?』

 ガラスが割れるように、空間が砕ける音がする。続けてUクリーチャーのいななく声。
 振り返ると、《ハイドロタンク》の背後間近に、鼻と後頭部の角が特徴的な爬虫類型Uクリーチャーが現れた。
 地面にパイルバンカーを固定した《ハイドロタンク》はすぐには動けない。ペイルアウト、より早く、Uクリーチャーの拳が振り下ろされる。

「ノイチ!!」
―――はい!!

 歩みを止め、背後に飛びながらネックレスに手をかざす。
 ノイチに変身し、Uクリーチャーの腕をつかんで攻撃を止める。口から吐かれた炎を顔で受けるも、それを押しのけて地面に倒し、クナイルストリームで爆散。
 あれ、弱い?

『だけど、時間稼ぎくらいはできるはず、だったな』

 振り返ると、ヤプールの右足はシノビの真上に持ち上がっていた。
 これが狙いだったんだ。劾を襲わせることでこちらの足を止め、シノビにとどめを刺す。
 もちろん、シノビのために劾を見殺しになんてできないから、私は選択を後悔していない。だけど、

―――やめてーーー!!!

 私の悲痛な叫びはヤプールの耳に届いたのか否か。口のない顔が笑うように見えたかと思うと、振り下ろされた足が石化したシノビの体を砕く。
 幾多のUクリーチャーと戦い、歴戦を耐え抜いてきた体が、まるでクッキーのようにバラバラと崩れていく。

『ハッハッハ!これでウルトラマンシノビは終わりだ!次は貴様だ、ウルトラマンノイチ』

 積年の恨みを込めるように、破片一つ一つまで踏みつぶし、高笑いを上げるヤプール。その鉤爪が、こちらに向けられる。

「真矢さん、悲しむのはあとです、今はあいつを倒さないと!」

 今、私の体はノイチが動かしている。だけど一体化している以上、二人の魂が同調していなければ、ノイチは体をうまく動かすことができない。
 私が膝をついていたら、ノイチに迷惑がかかり、共にやられてしまう。わかってる、わかっているんだけど、力が入らない。
 シノビの大きな背中、翔の笑顔、支えてくれた手、暖かな光。思い出の一つ一つが、涙となって目からこぼれていく。

「真矢さん!!」

 もう、どうでもいいかな。どうせあんな奴、かないっこないんだ。相手は異次元人だぞ。三次元に生きる私がいくらがんばったって、たおしようがない。
 もう、やりたかったことはかなわなかった。あいつがいない宇宙なんか救っても、別に価値なんてない―――

「奇遇だな、俺もお前がいない地球なんて、護りたくもない」

 ふと、懐かしい声がする。
 同時に、ヤプールの胸に光の刃が突き立てられる。
 ヤプールの背後に、黒い・・・いや、銀色の影が立っていた。

「き、貴様・・・どうして・・・」

 背中から刺したスパークルソードを引き抜くと、それをスパークブレードに納め、胸の光球を赤く点滅させながら影は答えた。

「悪いな、俺はウルトラマンの中で一番、敵を騙して影に忍ぶのが得意なんだ」

 左手を構えるウルトラマンシノビの姿を見て、いちもにもなく走り出したのは私の意志か、ノイチか。
 片膝をつくヤプールを突き飛ばし、シノビの手を握る。次の瞬間、真っ白な空間に私と翔が立っていた。

「翔、どうして・・・」
「奴が潰したのは俺が作った泥人形だ。ちょうど、超能力を使えるスパークブレードを持ってたからな」

 翔が見せたのは、宇宙人のスパークブレード。念動力が得意で、土から怪獣を作り出して暴れさせたこともあるという。それを応用して、全てのUクリーチャーを倒した後にシノビの人形を作りだし、物陰に隠れていたらしい。

「だったら、私にも一言言いなさいよバカ兄貴!」

 いつの間にこの空間に入ったのだろう、横から現れた人間体のノイチが翔の腹に拳を刺した。

「そ、そりゃ、敵を欺くにはまず味方からって言うだろ?」
「宇宙人が地球のことわざ使うなっての!私だって心配したんだからね!」

 殴りながらも、ノイチの顔は真っ赤で目元に涙が滲んでいた。この子はこの子なりに、兄の身を案じていたんだ。

「そうだ、翔、これ」

 妹の頭を撫でる翔に、経緯を説明しながらシュリウム装置を差し出す。大群と戦った上にウルトラアップまでして、先ほど見たシノビのカラータイマーは見たことないほど早鐘を打っていた。虚勢を張ってはいたが、立っているのもやっとなはずだけど、これでエネルギーが足りるかどうか・・・

「十分だ。ここにはシュリウムだけじゃない、FUMA関東支部一課の心が詰まっている」

 装置を胸に突き立ててスイッチを押す翔。キャップは苦しんでいたが、翔は逆に満足そうな表情を見せる。ついでに臭いセリフも吐く。

「それと・・・」

 まだ何かあるのかと思った矢先、ノイチを挟んだまま私の体を抱き寄せ、唇を重ねる。
 ノイチの「キャー!」という嬌声をよそにキスすること数秒、ようやく解放してくれた。

「これで満タン」

 こいつ本当に翔だろうか。どこかの少女マンガのヒーローが憑依したんじゃないだろうか。背景にバラが見えるぞ。
 しかし、この寒いセリフと唇の接触だけで、こちらも元気が湧くんだから困ったものだ。

「行くわよ、最後の戦い」
「おう」
「戦うのは私ですけどね」

 手を離し、並び立ち、私たち3人―――2人のウルトラマンは、最後の敵を睨んだ。

『なぜだ・・・これまでの戦いで、エネルギー量は全て計算できたというのに』

 ヤプールはシノビの胸が青く輝く様を見て一歩、また一歩とたじろぐ。
 これまでいくつものUクリーチャーを差し向け、どれだけ戦えばウルトラマンの力は尽きるか、どれだけ準備すればこの手でとどめをさせるか、周到に作戦を練ってのこれだったのだろう。
 しかし、

「残念ながら、ウルトラマンの力ってのは計算でわかるほど単純じゃねえんだよ」

 シノビはスパークブレードを掌へと向ける。

「それで、子供でもわかるほど単純なのよ」

 ノイチは胸のブレードに手をかざし、光を集める。

『訳の分からないことをほざくな!!』

 ヤプールは激高し、左手の鉤爪を飛ばす。
 しかしそれは、私たちの目の前で水に弾かれ、彼方へと吹き飛んだ。
 背後の《ハイドロタンク》、劾だ。

『く、くそ・・・』

 後ろの劾に、そして横のシノビに頷き、腕を重ねる。
 私と、ノイチと、劾と、佐里と、翔。全ての想いが四本の腕に込められ、二本の光軸となって駆け、
 まばゆい光が地核の天蓋を照らした。


    ※


 金属の立方体。先ほどまでは炎がともり、中の異次元でいくつものUクリーチャーがうごめいていた。
 今は粉々に砕け散り、光も異次元も消え、破片の間に二人の地球人が倒れている。
 私と、翔。

「・・・何よ」

 戦いを終え、大の字になって寝ていると、私の手の上に翔の手が乗る。

「きれいだなって、この星は」
「せめて地上に戻ってから言いなさいよ。真っ暗よここ」
「ばーか、お前が隣にいるからきれいなんだよ」

 また臭いセリフを・・・と思ったけど、この状況だしいいだろう。
 手まで熱くならないよう必死で心を落ち着かせながら、私は翔の手を握り返した。


「それぞれの未来」




というわけで、ウルトラマンシノビ、これにて完結しま

せん。もうちっとだけ続くんじゃ。


次回はエピローグというか登場人物たちのその後というか、クウガや響鬼の最終回みたいな感じです。

なので戦闘はありません・・・というプロットでしたが、エピソード思いついちゃったんだよなーどうしようかなー入れちゃおうかなー。


設定は連載始める前から存在し、前回会話で登場し、今回名前が判明した、この地球で怪獣が現れるすべての元凶たるモンスタースポナー。

まさか初めて画面に映るのはもう破壊された後だとは。展開考えていくうちにもうヤプール倒して終わりでいいんじゃないかってレベルで盛り上がっちゃったから。

元ネタはマイクラのスポーンブロックです。怪獣頻出に人為的な原因があるとしたらこういうのがいいんじゃないかと思ったけどうまいこと扱えなかった。私が下手なだけです。

てか最終戦の展開特に考えないままここまで来ちゃったので、伏線回収と片付けだけ考えて行き当たりばったりに詰め込んだのでこの回はあんまり好きじゃないです。いいもん本当にやりたいのは次だ。


そういえばシノビが初めて忍者らしいことしましたね。そういうのもっとやれよお前シノビって名前だろ。

しかも自分の能力じゃなくてスパークブレードっていう。メビウスに出てきたサイコキノ星人です。ミライの妹ことカコちゃんですね。スパークブレードってマニアックなもんばっかりあるな。

ちゅーかなんで宇宙忍者ことバルタンのブレードないんだよ!お前それでも忍者か!と思ったけど前回のラスボスだし難しいか。


そんなわけで、本編はほぼ終わりですがまだ後片付けが残っていますので、もう少しだけお付き合いいただけると幸いです。
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